今日もお疲れ様です!
秋のドラマが始まりましたね!
さまざまなジャンルがありますが、不倫を題材にしたドラマって毎シーズン必ず1作品は見かけます。
ひとりでこっそりと見たい、それが不倫ドラマ(笑)
ということで今回は、そんな不倫を題材にした漫画作品を10選ご紹介します。
非現実な世界での胸キュン、こっそり楽しみたい方には必見の内容となっております。
・ドロドロの恋愛ドラマがお好きな方
こんな方には特におすすめの漫画ばかりです。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ママたちに不倫漫画が心に響く理由は?
現実とは異なる「禁断の恋」の世界を描いたこれらの作品は、背徳感やスリル、そして思わず共感してしまう大人の恋愛模様が詰まっています。
ここでは、なぜママたちにこれら不倫漫画が心に響くのか、その理由を3つご紹介します。
1. 「女性としての感情」に共感できるストーリー展開
多くの不倫漫画は、結婚生活や育児の中で、自分を押し殺して生活している主婦の心の隙間を描いています。
主人公が「母」や「妻」としての役割を果たしながらも、かつての恋愛のときめきを思い出し、「一人の女性」として再び心を動かされていく。
この様子が、多くの女性にとって共感しやすい部分なのです。
結婚や子育てを経験しているママたちは、かつての自分を重ねるようにして、こうした作品に惹かれていくことが多いといえるでしょう。
さらに、日々の生活が安定しているからこそ「一人の女性としてのときめき」を感じられなくなりがち。
フィクションを通して再現されることで、「私もあのときの気持ちを忘れていた」と思い出す瞬間が訪れるます。
これにより、普段抑え込んでいる女性らしい感情が再び動き出し、彼女たちは物語を通じて擬似的な恋愛体験を楽しむことができるのです。
2. 「家庭と恋愛の間で揺れる葛藤」を体験できる
多くの不倫漫画で描かれるテーマは、「家庭」と「恋愛」の二つの価値観に揺れる葛藤です。
結婚生活を営む中で、安定を優先し、時には感情を抑えて家族を大事にしているママたち。
そんな彼女たちにとって、恋愛のような自由な関係や感情の揺らぎは憧れであり、同時に禁断のものです。
しかし漫画では「もしも」や「あり得たかもしれない世界」を追体験することができ、これが大きな刺激となります。
この葛藤が、ストーリー展開を通じて繊細に描かれていることで、家庭と恋愛という相反するものに引き裂かれる主人公の心情に共感し、感情移入しやすくなるのです。
実生活ではあり得ない感情をフィクションの中で味わうことで、自分もまたその葛藤を体験しているかのような臨場感を得られます。
「自分も主人公と同じ状況だったらどうするだろう」と考えることで、日常とは異なる感情の世界に没入することができるのが不倫漫画の魅力です。
3. 現実逃避と「タブー」への憧れがもたらすスリル感
不倫漫画は、現実逃避の手段としての役割と、タブーへの憧れによるスリル感も魅力のひとつ。
毎日の育児や家事、仕事に追われる日々の中で、日常から抜け出したいという気持ちは多くのママたちが抱いています。
フィクションの中でのみ許される「タブーの恋愛」に触れることで、現実から少しだけ離れた冒険のような感覚を味わえるのでしょう。
禁断の恋愛は、決して表向きには歓迎されるものではありませんが、だからこそより強く惹かれる部分があります。
こうしたタブーの関係にどっぷりとハマりながらも、日常生活に戻ればただの娯楽として楽しむことができる点は、現実逃避できるアイテムとして役立っています。
また、時には「自分もこんな恋愛をしてみたい」と感じることで、自分の人生を振り返り、「もっと日々の中でときめきを探そう」という新たなエネルギーを得ることにもつながるのです。
忘れないで!不倫には大きなリスクが伴います!
法律的なリスク
配偶者がいる場合、不貞行為として慰謝料請求の対象になります。
特に日本では、婚姻関係が破綻していない状況での不倫は法律上認められず、慰謝料を請求される可能性が高いです。
また、離婚に至る場合、親権や財産分与などの問題も複雑化し、子どもがいる場合にはさらに精神的負担が増します。
心理的リスク
不倫には嘘や隠し事がつきものです。
常に相手や周囲に対して真実を隠し続けることは、精神的なストレスを引き起こしやすく、罪悪感に苛まれることもあります。
また、もしも不倫関係が露見した場合、周囲からの信頼を失い、職場や友人関係にも悪影響が及ぶ可能性があります。
社会的リスク
不倫が公になると、特に職場での立場が危うくなり信用を失うため、キャリアへの影響も避けられません。
これらのリスクは一時の快楽に対して非常に大きな代償となり得るため、不倫を考える際には慎重さが求められます。
息抜きとして不倫漫画を楽しむのはオッケー!
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禁断のトキメキ!ママもドキドキする不倫漫画10選
1.『正しい恋愛のススメ』
出版日:1996年7月
出版社:集英社
『正しい恋愛のススメ』は、個性豊かなキャラクターが繰り広げる「ちょっとフツーとは違う恋愛」が描かれています。
同世代、年上女性、人妻と、さまざまな女性たちとの恋愛が刺激的かつユーモラスに紹介されており、今読んでも色あせない作品です。
あらすじ
顔良し、頭良し、しかも可愛い彼女もいる、フツーよりスペックが高い主人公・竹田博明。
「人生こんなものだろう」となんとなく生きてきた彼は、ある日クラスメートの委員長・護国寺洸からとあるバイトを頼まれる。
それは女性の相手を務める「出張ホスト」のバイトだった!
戸惑いながらもそのバイトにハマっていく竹田だったが、美しい才女である岬玲子との出会いが彼の人生を大きく変えていく。
なんとなく生きてきた竹田が、将来のこと、恋愛のことで悩み成長していく姿に「恋愛の正しさ」とは何かを考えさせられる漫画です。
登場人物
竹田博明:
フツーよりスペックが高いのに、人生がダルそうな高校生。
同い年の彼女・美穂との交際は順調。
以前から一目置いていたクラスメートの委員長・護国寺にとあるバイトを頼まれた。
護国寺洸:
本当に高校生?と疑いたくなるほど大人びた竹田のクラスメート。
自分が行くはずだった「出張ホスト」のバイトのピンチヒッターを竹田に頼んだ。
物語が進むにつれ、彼を取り巻く環境が明らかになっていく。
小泉美穂:
竹田の彼女で、同じ高校に通っている。
エネルギッシュな性格で美少女、母親と二人暮らしのため家事全般が得意。
岬玲子:
「出張ホスト」のバイトで竹田が出会った、美しい大人の女性。
ドラマの脚本家をしており、仕事のストレスを「出張ホスト」で晴らしている。
ここが面白い!見どころ3選!
一条ゆかり先生の描く「正しくない恋愛」
この作品の一番の魅力は「正しい恋愛」というタイトルでありながら、登場人物たちは一般的に「正しくない恋愛」をしているという点です。
しかし彼らは自分たちの信念に基づき、真剣にそれぞれの恋愛に向き合っています。
特に、これまでなんとなく生きてきた主人公・竹田が恋愛に悩み、傷つき成長していく姿は、共感できる部分も多いことでしょう。
彼らが最終的に自分なりの「正しい恋愛」をどう見つけていくのか、その過程を楽しみながら読むことができる作品です。
それぞれのキャラクターがとても個性的
登場するキャラクターたちが、とても個性的なのも魅力のひとつ。
例えば、護国寺は高校生らしからぬ大人の魅力満載で、竹田の彼女である美穂はとにかくパワフルでエネルギッシュ。
さらに岬玲子も「ザ・いい女」を漫画に登場させたらこんな感じだろうな、と思わず納得してしまう美しさです。
そんな個性あふれるキャラクターたちが感情をぶつけ合い、恋愛に真っ向に挑む姿は、読んでいる人を夢中にさせる要素といえるでしょう。
ドキッとする!心に残るセリフが多数
恋愛に対してキャラクターたちが放つセリフに、思わずドキッとさせられます。
特に脚本家なだけあって、岬玲子は作中に多くの「恋愛名言」を残しています。
恋人に対する考え方、終わった恋への想い、などは多くの女性が共感するセリフといえるでしょう。
おすすめは番外編でオムニバスで登場する女性たちのセリフ。
人妻、不倫中の女性、もうすぐ結婚する女性。
彼女たちが放つセリフも、かつて恋愛を楽しんでいたママたちにとって響く言葉となるでしょう。
今読んでも面白い作品です!刺激的な内容なのにユーモラスで
さくさく読めるのは、さすが一条先生!
2.『ホリデイラブ ~夫婦間恋愛~』
出版日:2015年5月
出版社:講談社
『ホリデイラブ ~夫婦間恋愛~』は「マンガボックス」で2014年から連載されていた作品です。
夫婦間の不倫問題と向き合い、関係を修復しようとする夫婦の姿や、さまざまな心の葛藤をリアルに描いています。
現実の夫婦生活の中で生じる心のすれ違いや信頼の崩壊、そして再び愛を取り戻すまでの試練が描かれており、不倫のリスクやその裏にある心理が深く掘り下げられた作品です。
あらすじ
主人公・高森杏寿は、夫の純平と娘の3人で平穏な家庭生活を送っていました。
しかしある日、夫が単身赴任中に不倫をしていたことが発覚。
杏寿は夫の浮気にショックを受けながらも、家族の絆を守るために関係を修復しようと決意します。
しかし夫の浮気相手である井筒里奈や、その周囲の人物たちとの複雑な人間関係が絡み合い、問題はどんどん深刻化していくことに。
杏寿と純平が試練を乗り越え、愛と信頼を取り戻せるのか、その道のりを追う物語です。
登場人物
高森杏寿:
主人公。家でネイルサロンを開いている。
夫である純平の浮気にショックを受けながらも、家族を守りたい一心で夫婦の再生を目指す芯の強い女性。
揺れ動く感情と葛藤を抱えながらも前を向き続ける姿が印象的。
高森純平:
杏寿の夫で、浮気をしてしまった張本人。
自らの過ちを反省し、家族との絆を取り戻そうと苦悩する。
井筒里奈:
純平の浮気相手。
見た目の可愛らしさとは裏腹に、したたかな一面を持つ。
のちの純平に執着する理由は、夫である渡のモラハラ気質が原因と明らかになる。
井筒渡:
里奈の夫。里奈の不倫に対し、純平を強く非難する。
ここが面白い!見どころ3選!
不倫による「信頼の崩壊」と「再生」
物語全体を通して、浮気によって崩壊した夫婦の信頼関係を再生しようと奮闘する杏寿と純平の姿が丁寧に描かれています。
特に、浮気された側である杏寿の葛藤や怒り、夫婦としての信頼を取り戻したいという想いは、現実の不倫問題に直面した際の心情をリアルに表現。
信頼を再構築するまでの過程や、互いが歩み寄る姿勢が注目ポイントです。
各キャラクターの複雑な心理描写
『ホリデイラブ』では、浮気した側・された側、浮気相手、その家族と、全ての登場人物が抱える複雑な心理が描かれています。
特に、浮気相手の里奈が持つ純平への執着や、夫である渡が見せる感情は、ストーリーの緊張感を高め、強い印象を与えます。
キャラクターたちがそれぞれの立場からどのように問題に向き合うか、彼らの心理的な変化や行動が、物語をさらに引き込ませる要素となっています。
夫婦間の絆と試練の重要性を描くメッセージ性
浮気や不倫がテーマでありながらも、物語を通じて描かれているのは「夫婦の絆」と「家族の絆の強さ」です。
現実的な問題を前にしたとき、どうすれば愛や信頼を取り戻せるのかという点で、夫婦としての「絆」の在り方や信頼の大切さを問いかける深いメッセージが込められています。
特に、杏寿の強さや夫婦が試練を乗り越えようとする姿に、夫婦関係における「愛」や「再生」への希望を見出すことができるでしょう。
この漫画を読むと改めて不倫のリスクを感じさせられます…!
一時の快楽で全てを失うんだな、とドキドキしながら読みました!
3.『サレタガワのブルー』
出版日:2021年5月
出版社:集英社
『サレタガワのブルー』は、2018年から「マンガMee」で連載されていた作品です。
不倫された側=「サレタガワ」の視点で描かれており、主人公や登場人物の心情がリアルに表現されています。
サレタガワの苦悩や復讐心も表現されており、読んだら不倫したくなくなる漫画として話題となりました。
あらすじ
主人公・田川暢は、妻の藍子と仲睦まじい夫婦生活を送っていました。
しかしそれは暢がそう思い込んでいただけ。
ふとしたことで藍子が不倫をしていることが発覚したのです。
しかも全く自分が悪いとも思っていない藍子に暢は絶望し、徹底的に立ち向かおうと決意するのでした。
一方で、藍子の不倫相手であった和正の家庭にも波紋が広がっていきます。
和正の妻である梢もまた、夫の裏切りに立ち向かおうととある行動に出るのですがーーー?
登場人物
田川暢:
主人公。誠実で家庭的な男性。
妻である藍子に裏切られた「サレタガワ」として不倫に立ち向かい、自身の幸せを取り戻そうと奮闘する。
田川藍子:
暢の妻で、不倫をしていた張本人。
夫を裏切り不倫関係にのめり込むも、その行為がもたらすリスクを軽視している一面がある。
森和正:
藍子の不倫相手。
自身も家庭を持ちながら、藍子との関係を深めていく。
冷酷で身勝手な行動が目立つ人物。
森梢:
和正の妻で、消極的な性格。
不倫された側としての「サレタガワ」。
これまで夫の言いなりとなっていたが、不倫されたことをきっかけに強い女性となっていく。
ここが面白い!見どころ3選!
「サレタガワ」のリアルな心情描写
主人公である暢が、信じていた相手に裏切られた際の衝撃や、悔しさ、悲しみといった複雑な感情が、深く描かれています。
「信頼していた人に裏切られる」という苦しみや、その後の葛藤が丁寧に表現されており、感情移入しやすいポイント。
不倫によって失われたものや、自分自身をどう取り戻すかといった心の成長も見どころです。
不倫相手に対する「サレタガワ」同士の連携
暢と和正の妻である梢が、互いに「サレタガワ」として状況に立ち向かうシーンは、物語を進展させる重要な要素です。
不倫相手に対する憎しみや復讐心に燃えることなく、冷静に対応しようとする彼らの姿は、他人の裏切りに対する対処方法についても考えさせられます。
不倫の代償とその後の人生
他の不倫漫画ではあまり描かれない、不倫の代償とその後の人生への影響が丁寧に描かれているのも見どころ。
不倫という裏切りが、当事者だけでなく家族や周囲の人々にも大きな影響を与えるという事実がリアルに表現されています。
不倫の発覚後、キャラクターたちがどのように生活を再構築していくか、あるいは崩壊していくかといった過程は、考えさせられる場面といえるでしょう。
不倫した側の言い訳がものすごいんですよね…!不倫が恐ろしく思えました(笑)
4.『金魚妻』
出版日:2017年1月
出版社:集英社
『金魚妻』は、「グランドジャンプめちゃ」で連載中です。
不倫というスキャンダラスなテーマを扱いつつも、単なる浮気の物語ではないのがこの作品のポイント。
それぞれの女性たちがなぜ不倫に走るのか、その背景にある抑圧や傷、心の孤独にスポットを当てることで、深い人間ドラマが描かれています。
あらすじ
この作品は主人公がオムニバス形式で変わっていきます。
最初の主人公であるさくらは、愛情のない夫からの冷たい態度に苦しみ、心が徐々に乾いていました。
彼女は偶然出会った金魚屋の店主・輝と親しくなることで、自分が本当に求めているものに気づき、不倫関係へと発展していきます。
作品は、このように「金魚妻」だけでなく、「出前妻」「弁当妻」など、様々な形で心の隙間を埋めようとする女性たちが登場。
それぞれの葛藤や決断が丁寧に描かれています。
登場人物
平賀さくら:
最初の話「金魚妻」に登場する主人公。
夫の機嫌をとりつつ過ごしており、孤独な日々を送っていた。
金魚屋の店主・豊田圭一と出会い、心の隙間を埋めるように惹かれていく。
豊田圭一:
金魚屋を営む男性で、さくらの不倫相手でかなり年上。
落ち着いた雰囲気と優しさで、さくらの心を癒していく存在。
他の「妻」たち:
作品には、他にも異なる背景を持つ女性たちが登場。
彼女たちも、それぞれ家庭内で抱える不満や孤独から、不倫へと走る経緯が描かれる。
ここが面白い!見どころ3選!
「金魚」を象徴とするさくらの心の変化
物語全体で象徴的な存在となる「金魚」は、さくらの心情や成長を表すアイテムとして巧みに用いられています。
金魚が持つ儚さや美しさ、閉じ込められた環境から解放されたいと願う姿が、さくらの心情とぴったり。
金魚屋で圭一に出会ったさくらが、金魚の美しさや繊細さに癒され、徐々に心を解放していく過程は、大きな見どころといえるでしょう。
各話ごとに描かれる異なる「妻」たち
この作品はオムニバス形式で、それぞれ異なる立場や背景を持つ女性の物語が展開されます。
「妻」としての立場から抱える悩み、愛情の欠如や夫婦間の摩擦、そしてその苦しみから逃れたいと願う彼女たちの心情が丁寧に描かれています。
それぞれの女性が、不倫という選択に至るまでの理由や、その決断がもたらす波紋にはリアリティがあり、共感を呼ぶ場面が多数あり。
また、回を重ねるごとにその後の妻たちが再び登場するのも見どころのひとつです。
リアルな心理描写と繊細な表現力
不倫というテーマにも関わらず、作品全体に流れる繊細な心理描写や美しい描画が、物語の深みを増しています。
妻たちが抱える苦しみや心の揺れ動きがリアルに伝わってくるため、物語に引き込まれることでしょう。
黒澤R先生の緻密な画風と独特の演出により、不倫を「悪」と一概に決めつけず、妻たちの複雑な感情を多面的に描いている点が見どころです。
さまざまな理由から不倫する「妻」たち。ドキドキしながら読める作品です!
5.『1122(いいふうふ)』
出版日:2017年5月
出版社:講談社
『1122』は「月刊モーニングtwo」で連載された、現代夫婦のリアルな姿と葛藤をテーマにした作品です。
「いい夫婦の日」をタイトルに冠しながらも、幸せな結婚生活が抱える問題や、それに悩む夫婦の心情が描かれています。
特に、恋愛感情が薄れた結婚生活の中で、関係を維持しつつ自由を求める夫婦が取る「公認不倫」という設定が話題に。
お互いに自由を尊重しながらも、心のどこかで嫉妬や寂しさを抱える姿が、現代の結婚や愛情の複雑さを映し出しており、多くの読者が共感する作品です。
あらすじ
物語の主人公である相原一子と二也は、結婚7年目の30代夫婦。
仲は良いものの恋愛感情が冷めた状態で子供もいない二人は、お互いを尊重しながらも「パートナーとしての愛情」がどこか薄れた関係に悩んでいました。
そんな中、夫の二也から「公認不倫」を提案され、驚きつつも一子はそれを了承することにします。
二人は「外で恋愛を楽しみながらも、家では夫婦でいる」というルールの下、自由な恋愛を容認し合うことに。
それが次第に二人の間に微妙なズレや葛藤を生み出していくのですがーーー?
登場人物
相原一子:
本作の主人公。
夫である二也の提案で公認不倫に同意しますが、内心では夫婦としての愛情や信頼をどのように保つべきか葛藤中。
相原二也:
一子の夫。
夫婦として良好な関係を築いているが、月に1回不倫相手と外泊している。
自由を大切にしつつも、一子への愛情をどこかで感じている複雑な性格。
柏木美月:
ニ也の恋人で、一子公認の相手。
彼女自身も結婚しており、子供もいる。
家事や育児に追われ心がすり減っており、二也に癒しを求めている。
ここが面白い!見どころ3選!
「公認不倫」という新しい夫婦の形
この作品の大きなテーマは、夫婦関係を維持しつつ自由を求める「公認不倫」という設定。
一子と二也が選ぶこの形は、現代の夫婦における「理想」と「現実」を鋭く描き出しています。
パートナーシップを大切にしつつも、恋愛感情が冷めた関係の中でお互いの「恋愛の自由」を認めるという設定は新鮮であり、従来の結婚観を考えさせられる内容です。
リアルな心理描写と繊細な感情表現
渡辺先生は、一子や二也の微妙な心情の変化や感情の葛藤をリアルに描写することで、現代の夫婦が抱えるジレンマをリアルに表現しています。
お互いの行動に対する小さな嫉妬や疑念、そして理解し合いたいという気持ちが複雑に絡み合い、感情が少しずつ変化していく。
その様子は深く共感できる内容で、夫婦という関係に対してどのように向き合っていけばいいのかを問い掛けています。
物語の結末が読めない
物語が進むにつれて、一子の行動に自由奔放だった二也が動揺したりと、少しずつ夫婦としてうまくやっている(と思っていた)歯車がずれていく二人。
お互いにこんなはずではなかったと、夫婦のこれからに苦悩していきます。
外での恋愛が二人の関係にどのような影響を与えるのか、そして最終的にどのような形の夫婦関係が幸せなのか、展開が読めず夢中になれるのも見どころのひとつでしょう。
「公認不倫」って新しい…!!
二人が最後どのような形に落ち着くのか、ぜひ確かめてほしいです!
6.『ふれなばおちん』
出版日:2011年9月
出版社:集英社クリエイティブ
『ふれなばおちん』は、「office YOU」で連載された、家族を一番に考えてきた主婦が夫の部下と恋に落ちる作品です。
主婦としての日常と失われた恋愛感情に悩む主人公が、「家庭を守る」ことと「自分の感情」に挟まれながらもがく姿を描いています。
「家庭の幸せ」と「一人の女性としての心の揺れ」を、リアルかつ切ないタッチで描いています。
あらすじ
物語の主人公である上条夏は、夫と子供2人を持つごくごく普通の主婦。
家事に育児、パートと忙しく過ごす彼女でしたが、夫である義行は「色気がない」「おばさんだ」とすっかり幻滅していました。
ある日自分の部下として入社した派遣社員で劇団俳優でもあった佐伯に、夏を誘惑するように依頼。
ほんの出来心で依頼した義行でしたが、それが夏と佐伯を運命的な恋へと導いていくのです。
佐伯との関係に惹かれながらも、家庭を守りたい気持ちとの間で葛藤する夏は、果たしてどのような選択をするのでしょうか。
登場人物
上条夏:
本作の主人公であり、夫と子供2人を持つ主婦。
家族を一番に考え一生懸命尽くしてきたため、自分の身の回りには気を使っていなかった。
佐伯との出会いに戸惑い悩みながら、彼との愛を育んでいく。
佐伯龍:
夏の夫から「妻を誘惑してくれ」と頼まれた男性。
劇団俳優として人気もそこそこあるため、女性からはモテるタイプ。
最初はゲーム感覚だった夏への気持ちも、彼女の人柄を知っていく内に本気になっていく。
上条義行:
夏の夫で、いわゆる亭主関白なタイプ。
家のことは全て夏に任せっぱなしで、子供からも呆れられている。
佐伯に「妻を誘惑してくれ」ととんでもないお願いをした、読者から非難の嵐だった人物。
小牧さん:
夏の住む団地の主婦で、ある日突然不倫相手と駆け落ちしてしまった女性。
彼女の子供を気にかけていた夏とは連絡をとりあっていて、相談相手になってくれる。
ここが面白い!見どころ3選!
「恋心」に悩む主婦の葛藤
夏が佐伯との出会いによって「恋愛のドキドキ」を再び思い出すシーンは、多くの読者にとって共感を誘います。
家族を愛しながらも、女性としての自分をどこかで求めてしまう彼女の姿は、現実の生活と自分自身の心の間で揺れる主婦の気持ちをリアルに表現しているといえるでしょう。
恋愛感情と家庭への愛情、という相反する感情にどう折り合いをつけるのかが見どころです。
心を通わせる純愛として描かれている
不倫漫画のドロドロとは少し違うのが、この作品の面白いところ。
夏は佐伯に惹かれながらも決して一線を越えるようなことはしませんし、佐伯も彼女が家族を守りたいことを理解しています。
それでも互いを想い合い、心の支えにするのは不倫漫画でありながら純愛ラブストーリーのような作品といえるでしょう。
一人の女性としての「選択」と「成長」
『ふれなばおちん』では、夏が自分の気持ちに向き合い、選択を迫られる場面が多く描かれます。
家庭を守るか、自分の心の声に従うかといった選択の中で、夏が悩み、成長していく姿には多くの読者が共感することでしょう。
最終的にどのような選択をし、どう自分を見つめ直すのか。
夏が自分の内面と向き合いながら成長していく姿が、作品全体を通じて読者に感動と共感を与えます。
個人的には夏って佐伯と出会う前もすごく魅力的な女性だと思うんですけどね。
旦那何してくれてんじゃー!と思いながら全部読みました(笑)
7.『それでも愛を誓いますか』
出版日:2020年3月
出版社:双葉社
『それでも愛を誓いますか?』は「めちゃコミック×fufu」にて独占先行配信作品として2019年から連載されていました。
子どもがいない夫婦のリアルな生活が描かれ、現代を生きる女性たちに刺さる内容だと話題になりました。
結婚後の夫婦関係や愛情、自己発見に向き合う主人公の姿が描かれ「結婚生活とは何か?」を深く問いかける作品として注目されています。
あらすじ
結婚8年目を迎えた純須純は、30代半ばに差し掛かり結婚生活に疑問を抱いていました。
なぜならば、夫である武頼は毎日残業続きで仕事ばかりの日々。
たまの休みも寝てばかり、そして何より純がつらく感じたのは、子どもを作ろうにも話が進展しないことでした。
すっかり夫婦生活が遠ざかり孤独感を深める純は、思い切って就職をすることを決意。
しかしそこで出会った年下の社員・真山に心惹かれていくことになるのでした。
「このままでいいのか?」と自問し、結婚や夫婦の関係性、愛の形について向き合い始めた純でしたがーーー?
登場人物
純須純:
主人公。結婚して8年目、仲は悪くないものの夫婦生活はかれこれ5年ほどない。
心機一転就職をすることを決意するが、そこで出会った年下の社員・真山に心惹かれていく。
純須武頼:
純の夫。建設会社に勤めているが、仕事量が多く残業続き。
子どもが欲しいと純に言われるも、自身の過去もあってあまり乗り気ではない。
同級生だった沙織に再会し、久しぶりに心ときめいていく。
足立沙織:
武頼の同級生で、高校時代に付き合っていた。
中学教師で、シングルマザーとして1人息子を育てている。
物語が進むにつれて、徐々に本性が明らかになっていく。
真山篤郎:
純が就職した会社の社員で、新卒社員。
人と関わるのが苦手で、常にマスクをつけている。
純と接していく内に、彼女の魅力に気付き惹かれていく。
ここが面白い!見どころ3選!
「結婚生活」のリアルな葛藤と孤独
この作品の最大の見どころは、純が感じる「夫婦としての孤独」です。
愛し合っているはずなのに夫婦生活がなく、日々の生活の中で生まれる微妙なズレやすれ違いに悩む。
そんな純の苦しむ姿が描かれており、結婚後の生活に迷いや不安を抱く方には特に心に響くものとなっています。
入れ替わる視点に感情移入できる
この作品の見どころとして、夫である武頼や、同級生の沙織、年下社員の真山、と視点が切り替わる点が挙げられます。
夫である武頼も、単なる「冷たい夫」というわけではなく、仕事や日常のストレスの中で悩みを抱える等身大の人物。
彼が少しずつ純の気持ちに気付き、自らの不器用さを乗り越えようと成長していく姿も見逃せません。
また、沙織や真山の視点においても丁寧に心情が描かれているため、読者は感情移入して物語を楽しむことができるでしょう。
純が見つける「自己発見と自己肯定感」
純は周囲の目や他人の価値観に影響されながらも、少しずつ自分自身と向き合うようになります。
真山との交流がそのきっかけとなり、彼女が「自分の気持ちを大切にすること」や「本当の幸せとは何か」を考え始める姿は、読者にも自分の幸せを見つけるきっかけを提供してくれます。
彼女が自己発見を通して成長していく様子が、作品全体に深い感動をもたらしているのです。
とにかく「刺さる」セリフ多数!
純や他の登場人物が必死で自分に向き合う姿に勇気がもらえる作品でもあります!
8.『子宮恋愛』
出版日:2021年9月
出版社:ぶんか社
『子宮恋愛』は「ダークネスな女たち」で連載されていた作品です。
モラハラ気質の夫に言われるがまま良い妻を演じてきた主人公・まきが、ある男性に出会い、その消極的な性格を変えていく作品。
自分にとっての幸せが何なのか、それに向き合い少しずつ自分を変えていく彼女に共感する物語となっています。
あらすじ
主人公である苫まきは、31歳。
夫である恭一にもモラハラを受けており、女性として自信を失っていました。
昔から消極的な性格だったのもあり、周りに気を使って無理に笑顔を作っていたある日。
「あんたを見ているとイライラする」
そう同じ会社の社員である山手旭から言われてしまいます。
しかしその日以来、恋愛にも自由奔放に見える山手の存在が、まきを少しずつ変えていくことに。
登場人物
苫まき:
主人公、31歳で子どもはいない。
夫である恭一からモラハラを受けているが、それに対して何も言えないでいる。
山手との交流によって、少しずつ自分の性格や今の現状と向き合っていく。
山手旭:
まきの会社の社員。
日系ブラジル人で、恋愛に自由奔放なイメージ。
しかしまきに出会い彼女と接していくうちに、大切な女性だと思うように。
苫恭一:
まきの夫で教師をしている。
少し変わった性格で、まきを所有物のように思っている。
モラハラ気質であるが、自身はそのことに気が付いていない。
寄島:
恭一の大学時代の先輩。
お金持ちの男性と結婚したが、悩みを抱えている。
ここが面白い!見どころ2選!
消極的なまきが葛藤し変わっていく
物語当初は、とにかくまきが消極的で愛想笑いをしている場面が多いのが印象的。
しかし山手との出会いによって、少しずつ自分の感情や思いと向き合っていく姿が見られます。
物語後半はある出来事がきっかけで、強く美しく見えるのポイント。
山手という存在によって、大きく成長していくまきの姿が見どころのひとつです。
好き嫌いが別れる?山手の性格
日系ブラジル人である山手の、既婚者であるまきに対する愛情表現がとてもストレートです。
「ちょっとやりすぎじゃない?」「人前なのに」と思うか、それを「素敵!」と思えるかは読者の感じ方次第。
不倫漫画にはない、こそこそしない堂々とした振る舞いに好き嫌いが別れるキャラクターといえるでしょう。
それとは反対の性格である恭一の姿にも注目して欲しいですね。
この作品、絵のタッチもキレイですらすらと読めます!
最終的にまきがとても美しく強く成長していくのも見どころ!
9.『あなたがしてくれなくても』
出版日:2018年3月
出版社:双葉社
『あなたがしてくれなくても』は「漫画アクション」で2017年から連載されていた、夫婦関係におけるレスや心のすれ違いをテーマにした作品です。
ドラマ化もされ話題となり、売上は累計1000万部(電子版含む)を突破しています。
夫婦仲が悪いわけではないけれど、夫に女性として愛してもらえないことにジレンマを抱く主人公に読者からの共感が集まり、大ヒットとなりました。
あらすじ
物語は、結婚して数年が経つものの、レスという悩みを抱える主人公・吉野みちを中心に展開されます。
彼女は夫・陽一と日々の生活を共にしていますが、次第に心のすれ違いを感じるように。
夫への愛情はあるものの、夫からの愛を感じられないことが寂しさや孤独感となり、彼女の心に影を落とします。
一方、みちの職場の上司である新名もまた、妻との関係に悩みを抱えていました。
新名も結婚生活の中で妻と心がすれ違い、自分にとっての愛情や幸せについて疑問を抱くように。
みちと新名はお互いに心を寄せ合い、共通の悩みを打ち明けることで心の安らぎを見出していきますが、その関係がさらに深まることで、新たな問題や葛藤が生じていくのです。
登場人物
吉野みち:
主人公であり、レスに悩む妻。
夫・陽一への愛情はあるが、彼からの愛情不足に寂しさを感じており、自分の気持ちとどう向き合うべきかを悩んでいる。
会社の飲み会で新名にレスの話を打ち明けると、同じだと言われて…?
新名誠:
みちの上司で、彼もまた妻との関係に悩みを抱えている。
自分の居場所や愛情に疑問を感じ、みちに悩みを打ち明けた。
心を通わせるうちに、次第にみちが必要な存在となっていく。
吉野陽一:
みちの夫。ゲームが好きでいつもみちの話を半分うわの空で聞いている。
子どもが欲しいと訴えるみちに対し、どう改善すべきか分からずにいる。
新名楓:
誠の妻。結婚生活を維持しつつ、自分の夢を追うことに集中しているキャリアウーマン。
彼女はキャリア志向が強く、誠との家庭生活においてすれ違いが生じている。
ここが面白い!見どころ3選!
現代における夫婦関係のリアルな描写
この作品は、結婚生活におけるレスや心のすれ違いを通して、現代の夫婦が抱える問題をリアルに描いています。
特に、夫婦間のコミュニケーション不足が招く孤独感や心の距離が生々しく表現されており、共感を呼びます。
また、愛情があっても関係が冷めてしまう現実的な側面に対して、読者も「夫婦の幸せとは何か?」を考えさせられる作品です。
みちと新名の心の揺れ動き
みちと新名はお互いの苦しみを理解し合い、心の距離が徐々に縮まっていきますが、それが夫婦としての役割や社会的な立場との葛藤を生み出します。
愛情や安らぎを感じつつも、それが禁じられたものであることに悩み、自分の選択に対して自問自答を繰り返す姿が繊細に描かれているのです。
この心の揺れ動きが物語の重要なテーマであり、読者も思わず引き込まれる展開となっています。
夫婦間のコミュニケーションの重要性
物語は、レスの問題が単に「身体的な関係の不足」ではなく、「コミュニケーションの欠如」からもたらされることを示しています。
みちと陽一、新名と楓の夫婦間の会話や態度が、徐々に夫婦の距離を生んでいく様子が丁寧に描かれているのです。
「夫婦間の絆を深めるためには何が必要か?」
相手の気持ちを知り、理解することの重要性が随所で強調されており、夫婦関係に悩む人々にとってはとても考えさせられる作品です。
夫婦として上手くやっていきたいという、
みちの気持ちに陽一が応えてくれなくて泣けてきます…!!
10.『にぶんのいち夫婦』
出版日:2020年4月
出版社:マンガボックス
『にぶんのいち夫婦』は、夏川ゆきの先生の小説を漫画化した作品で、「マンガボックス」で2019年から連載されていました。
夫婦の愛や信頼の揺らぎを中心に、結婚生活のリアルな側面を描いた漫画で、結婚生活の中で夫の行動に不信感を抱き始めた妻が、真実を探りながらも自身の幸せについて葛藤していく姿を繊細に描いています。
あらすじ
結婚してから数年が経つも、夫である和真との関係に不安を抱く主人公・中山文。
順調な結婚生活を送っているかに思えたある日、文は和真が浮気をしているのではないかという疑念が心に芽生えます。
そして和真の行動の変化や曖昧な態度に不安を抱く文は、周囲に打ち明けられない心の葛藤に苦しみ、ついには浮気の証拠を探し始めるのです。
次第に浮かび上がる真実とともに、文は戸惑いながらも自身の幸せについて向き合い始めます。
夫婦関係の破綻の危機に直面する彼女が、自らの幸せを掴むためにどのような選択をするのかが注目される作品です。
登場人物
中山文:
本作の主人公。
夫である和真と幸せな結婚生活を育んでいたが、ある日偶然見た携帯のメッセージに不信感を抱く。
その後も注意深く和真の行動を観察するが、浮気をしているようにしか見えず困惑。
同じ職場の同僚である大学生・樋口亮に協力してもらい、和真の浮気調査をすることに。
中山和真:
文の夫。
そつなく何でもできる、長身イケメンの男性。
文から見て、何か隠しているようなそぶりを見せ、浮気を疑われている。
樋口亮:
文の職場で働く、大学生。
和真の同僚に言い寄られている場面に遭遇し、助けたことで悩みを打ち明けられた。
最初は興味本位で手伝っていたが、次第に文に惹かれていく。
畑野さやか:
文の友達で、見た目が派手。
和真に疑惑のメッセージを送った人物。
ここが面白い!見どころ3選!
疑念と葛藤!緊張感あるストーリー展開
文が夫の浮気を疑い始めるところから、物語は読者を緊張感のある展開へと引き込みます。
小さな違和感から生じる疑念が徐々に大きくなり、文が夫の浮気を確かめるために証拠を集めようとする様子がスリリングに描かれているのです。
また、夫婦間に漂う微妙なすれ違いや沈黙が、現実的かつリアルに表現されている点も、読者に深い共感を呼び起こす作品です。
愛と信頼の意味を問いている
「にぶんのいち夫婦」は、結婚生活における愛や信頼について深く問いかける作品です。
夫を信じたいという気持ちと、疑う気持ちが交錯する中で、文が自らの幸福をどう見出していくのかが見どころとなります。
愛情だけでは乗り越えられない問題や、信頼が揺らいだときの夫婦の在り方について、現代の結婚観を反映したテーマが描かれているといえるでしょう。
「自分の幸せ」と向き合う姿
物語が進むにつれて、文はただ夫の浮気を疑うだけでなく、自分にとっての幸せや理想の結婚生活についても考え始めます。
夫との関係をどう修復するかだけでなく、自分自身の人生をどう進むべきかを模索する姿が描かれており、自己成長の要素も感じられます。
文の葛藤と成長の過程が、同じ悩みを抱える多くの人々に勇気を与えるでしょう。
物語終盤から和真視点に切り替わるのがとても面白いです!
そうだったのかー!と納得できるラストでした!
まとめ
いかがでしたか?
今回はさまざまな切り口から不倫漫画を10作品ご紹介しました。
どの作品にも共通しているのが、主人公がとにかく悩む!ということ。
後悔しない結婚というものが何なのかを考えさせられますよね。
ぜひ、いつもよりちょっと刺激的な不倫漫画を、お楽しみくださいね!
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