今日もお疲れ様です!
毎日忙しさに追われ、心がすっかり疲れはてた時に必要なもの。
ご褒美スイーツ?
安眠グッズ?
いいえ、のんびりできる『ひとりタイム』です!
子供が寝静まった夜、私が密かにおすすめしたいのは『胸キュン』漫画を読むこと。
というわけで今回は、ママ世代にも楽しめる胸キュン必死の漫画を10作品ご紹介します。
王道純愛ストーリーから最近話題の恋愛漫画まで、スキマ時間に楽しんで下さいね。
ママが胸キュン漫画を読むことで得られるメリットは?
日々の忙しい家事や育児に追われるママ達にとって、漫画を読む時間は貴重なリフレッシュの機会となります。
特に『胸キュン』作品は、心にときめきや感動を与え、気持ちをリセットする効果が。
忙しい日常の中でも、自分の感情に向き合い、ポジティブなエネルギーを取り戻す時間を大切にすることが、家族全体の幸せにもつながるのです。
1. 感情のリフレッシュとストレス解消ができる
育児や家事は、喜びや達成感を感じる一方で、ストレスも多く抱えがち。
特に日常が忙しくなると、自分の感情を抑えてしまい、リフレッシュの時間を忘れてしまうことも少なくありません。
そんな時に『胸キュン』漫画を読むことは、感情を解き放ち、心に新鮮な空気を入れるような効果があります。
心がときめいたり、共感したりすることで、内に溜まっていたストレスを解放できるのが『胸キュン』漫画。
漫画の登場人物たちが困難を乗り越えていく姿や恋愛模様に胸を打たれ、日常の悩みを一時的に忘れることができることでしょう。
2. 自己肯定感が向上し前向きな気持ちになれる
『胸キュン』漫画は、特に恋愛や友情をテーマにすることが多く、物語の中で登場人物たちが心の成長を遂げていきます。
彼らの努力や前向きな姿勢は、読む人に勇気を与えるのです。
ママとしての役割は重要である一方、時には自分自身に対する評価が下がりがち。
そんな時、『胸キュン』漫画を通じてポジティブな気持ちを取り戻すことができるのです。
例えば、登場人物が困難に立ち向かいながらも、前向きに生きる姿を見ると、「私も頑張っている」「私ももっと自分を大切にしていい」と感じることができます。
こうした前向きなメッセージは、自己肯定感を高め、ママとしての役割に自信を持つ手助けになるでしょう。
3. 家族やパートナーとの絆の再確認ができる
『胸キュン』漫画は、単に恋愛だけでなく、家族やパートナーとの絆も描かれることが多くあります。
特に、漫画の中で家族の愛情やパートナーとの関係が描かれる場面では、ママ自身も自分の家族やパートナーとの関係を振り返る機会に。
漫画を読むことで、日常の忙しさに埋もれてしまっていた家族やパートナーへの感謝や愛情を再確認することができるのです。
例えば、ある登場人物が恋愛や家族の中で自分の弱さや不安をさらけ出し、それを乗り越える姿を見た時。
「自分も同じような経験をした」と感じたり、「もっと夫や子どもたちと向き合おう」と思ったりすることがあるかもしれません。
こうした再確認は、日々の生活に新たな意味を見出し、家族とのつながりをより深めるきっかけになります。
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ママにおすすめな胸キュン漫画10選【2024年版】
それではおすすめの『胸キュン』漫画を10作品ご紹介します。
王道から最新の作品まで、気になる漫画を見つけてくださいね。
1.『君に届け』
出版社:集英社
『君に届け』は、椎名軽穂先生による青春恋愛漫画で、2005年から2017年まで『別冊マーガレット』で連載されました。
内気でクラスに溶け込めない主人公と、学校一の人気者との関係を軸に、友情や恋愛を描くストーリー。
物語全体に優しい雰囲気が漂いながらも、感情の揺れ動きや成長が丁寧に描かれており、特に胸キュンシーンが満載の作品です。
あらすじ
主人公の黒沼爽子は、長い黒髪と控えめな性格から「貞子」というあだ名で呼ばれ、クラスで浮いた存在。
本当は純粋で優しく、人との関わりを求めているのですが、周囲に誤解されがちで、友達も少ない彼女でした。
そんな中、クラスの人気者で誰にでも優しい風早翔太は、彼女を「貞子」ではなく「黒沼」と名前で呼び、普通に接します。
彼の自然な優しさに触れた爽子は、少しずつ自分に自信を持ち、クラスメイトとも距離を縮めていくことに。
やがて、爽子は風早に対して特別な感情を抱くようになりますが、自分の気持ちに気づきつつも、それをどう伝えるか悩む日々が続きます。
友情やライバルとのやり取り、互いを思いやるピュアな感情が描かれる青春物語です。
登場人物
黒沼爽子:
主人公。クラスでは「貞子」と呼ばれてしまっているおとなしい女の子。
控えめで目立たない存在ですが、実は誰にでも親切で真面目な性格。
風早との出会いをきっかけに、少しずつ自己表現ができるようになり、友人や恋を通じて成長していく。
風早翔太:
爽子のクラスメイトで、学校中の人気者。
明るく前向きな性格で、誰に対してもフレンドリーに接するため、男女問わず信頼されている。
爽子の純粋な部分に惹かれ、彼女を支え、優しく見守る姿が印象的。
吉田千鶴:
爽子の初めての親友の一人で、豪快で元気な性格。
男性顔負けのパワフルさを持ち、爽子を姉御肌で支える存在。
友情を大切にし、風早と爽子の関係を応援しつつも、自分自身の恋愛模様にも悩んでいる。
矢野あやね:
もう一人の爽子の親友で、冷静で大人びた女の子。
見た目は派手ですが、内面的には優しく面倒見が良い性格。
友人として爽子の成長を見守り、時に的確なアドバイスを与える重要な存在。
真田龍:
風早の親友であり、千鶴の幼なじみ。
胡桃沢梅:
爽子のライバル的存在で、風早に片思いしている。
表向きは優しくしているように見えますが、裏では爽子に対してライバル心を燃やす。
彼女の複雑な感情も物語の中で深く描かれている。
見どころ
純粋で胸キュンな恋愛模様
『君に届け』の最大の魅力は、主人公の純粋で真っ直ぐな恋愛模様です。
爽子と風早のぎこちない関係や、互いを意識しながらもなかなか気持ちを伝えられないもどかしさが、胸をキュンとさせます。
特に、少しずつ距離が縮まる瞬間や、ふとした優しさに触れる場面が、大きな感動を呼ぶと話題になりました。
友情の大切さ
『君に届け』は、恋愛だけでなく友情をテーマにもしています。
千鶴やあやねとの関係を通じて、爽子は自分を理解してくれる友達がいることの喜びを知り、友情の温かさに触れていくことに。
友人同士の支え合いや衝突を描くシーンは、共感を呼びます。
キャラクターの成長
物語全体を通じて、爽子をはじめとする登場人物たちが大きく成長していく姿が丁寧に描かれています。
特に、最初は自分に自信がなく、内気で周囲に馴染めなかった爽子が、友達を作り、恋をして、少しずつ自分を表現できるようになっていく過程は見逃せません。
この成長が読んでいる人に希望を与え、自分も変われるかもしれないという勇気を与えてくれます。
感動的なシーンと温かいメッセージ
『君に届け』は、シンプルなストーリーでありながら、心に響くメッセージが多く込められている作品。
誰もが感じたことのある不安や孤独、でもその先に待っている希望や愛情に触れた瞬間の感動が随所に散りばめられています。
読むたびに温かい気持ちになり、前向きなメッセージを受け取ることができるでしょう。
王道恋愛漫画といえば『君に届け』!
爽子の恋模様もですが、胡桃沢の番外編も見逃せません!
2.『逃げるは恥だが役に立つ』
出版社:講談社
『逃げるは恥だが役に立つ』は、海野つなみ先生による人気漫画で、2012年から2017年まで『Kiss』で連載されました。
タイトルは、ハンガリーのことわざ「恥ずかしいことでも逃げることは役に立つ」から。
契約結婚をテーマに、現代の結婚や仕事、男女の関係をユーモアたっぷりに描いた作品です。
2016年にはテレビドラマ化され、新垣結衣さん、星野源さんが出演。大ヒットしました。
あらすじ
就職活動に失敗し続けている主人公、森山みくり。
心理学の修士号を持つ彼女ですが、働き口が見つからず、大学院卒業後も非正規雇用や派遣の仕事を転々としていました。
そんな中、親の紹介で、独身の会社員である津崎平匡の家事代行サービスの仕事を始めます。
彼女は津崎の家事を任されるようになりますが、やがてみくりの両親が地方に移住することが決まり、彼女は住居と仕事を失うことに。
一方、津崎は真面目で人付き合いが苦手な性格のため、恋愛経験がありません。
そんな二人が、家事代行の延長として「契約結婚」をするというアイディアを思いつきます。
表向きは結婚しているように見せながらも、実際には雇用契約の一環として暮らし始めることに。
この奇妙な契約結婚から、二人の生活は始まりますが、次第にお互いの存在を大切に感じ始め、少しずつ感情の変化が生じていきます。
果たして契約結婚から本物の愛情は芽生えるのか?
恋愛や結婚に対する現代的な問題を、ユーモアとリアルさを交えて描いていきます。
登場人物
森山みくり:
本作の主人公で、25歳のフリーター。
心理学の修士号を持つが、なかなか正社員としての仕事が見つからず、派遣や家事代行の仕事をしている。
前向きな性格と柔軟な考え方で、常に冷静に物事を分析する一方、心の中では将来に不安を抱いている。
契約結婚の発案者でもあり、徐々に津崎に対して好意を持ち始める。
津崎平匡:
35歳のシステムエンジニアで、独身。
無口で真面目、恋愛経験がないため、人付き合いが苦手な性格。
最初は仕事の一環としてみくりとの契約結婚に同意するが、彼女との共同生活を通して、感情が少しずつ変化していく。
理屈っぽく、不器用ながらも優しい人物。
風見涼太:
津崎の同僚であり、恋愛に対しては自由奔放な考え方を持つ。
津崎とは対照的なキャラクターで、愛に対する価値観も現代的かつ合理的。
みくりに好意を抱き、彼女との関係に波紋を広げる存在となる。
百合ちゃん(土屋百合):
みくりの伯母で、50代の独身キャリアウーマン。
仕事に対しては自立しており、恋愛や結婚に対しては懐疑的。
自分の生き方にプライドを持ちながらも、時折孤独を感じることもあり、みくりにとっての相談相手としても重要な役割を果たす。
彼女の恋愛模様も作品の一つの見どころ。
沼田さん:
津崎の職場の上司で、コミカルかつ理解力のあるキャラクター。
見どころ
契約結婚という斬新な設定
『逃げるは恥だが役に立つ』は、契約結婚という一風変わったテーマを扱っています。
契約という形でスタートした二人の関係が、次第に変わっていくのが見どころ。
この設定を通じて、「結婚とは何か?」や「愛とは何か?」という現代的な問題を問いかけています。
結婚の形が多様化する現代において、パートナーシップに対する固定観念を崩し、新しい形の家族を考えるヒントを与えてくれることでしょう。
ユーモアとリアルさが融合したストーリー
この作品はシリアスなテーマを扱いながらも、全体的にユーモアが散りばめられています。
みくりの妄想シーンや津崎の不器用な反応など、登場人物たちが見せるちょっとしたコミカルな場面が作品の軽やかさを生んでいます。
しかし、同時にキャリアの問題や結婚観、恋愛観など、誰もが直面するリアルな課題も描かれており、深い共感を呼び起こす作品です。
女性の自立やキャリアについての問いかけ
みくりは、学歴はあるものの就職に恵まれず、非正規雇用で働くという現実に直面しています。
また、みくりの伯母である百合ちゃんもキャリアウーマンとして自立した生活を送る女性ですが、50代の独身という状況に複雑な感情を抱いています。
女性の生き方やキャリアの選択について、特に働く女性や自立を目指す人々にとって大きな共感を呼ぶ内容といえるでしょう。
現代的な恋愛観と人間関係の描写
本作では、伝統的な恋愛や結婚のイメージだけでなく、現代の多様な人間関係や恋愛観が描かれています。
例えば、みくりと津崎の関係が恋愛ではなくビジネスから始まるという点や、風見の自由な恋愛観、百合ちゃんの独身主義など、様々な恋愛スタイルが提示されます。
恋愛や結婚に対する考え方が柔軟であり、現代の価値観にマッチした物語であることも人気となった理由でしょう。
流行りましたね『逃げ恥』ダンス!
理屈っぽいみくりと平匡が心通わせるシーンはほっこりしますよ!
3.『orange』
出版社:集英社 / 双葉社
『orange』は、高野苺先生による青春恋愛漫画で、2012年から2017年にかけて『別冊マーガレット』で連載されました。
この作品は、未来からの手紙を受け取った主人公が過去の選択をやり直し、大切な人の命を救おうとする物語です。
友情、恋愛、そして後悔をテーマにし、切なくも温かいメッセージが詰まった感動的なストーリーが展開されます。
アニメ化や実写映画化もされ、多くのファンを魅了した作品です。
あらすじ
物語は、高校2年生の高宮菜穂が、自分宛ての手紙を未来の自分から受け取るところから始まります。
その手紙には、クラスに転校してきた成瀬翔の未来に関して衝撃的な内容が書かれていました。
菜穂は手紙に書かれた「未来を変えるためのアドバイス」に従って、彼を救おうと決心。
しかし、未来の菜穂が書くように、実際に行動することは簡単ではなく、翔の感情の奥深さや周囲の複雑な関係が絡み合います。
友人たちと共に、翔を救うための行動を起こしながら、自分自身も成長していく菜穂。
そして、翔にとって大きな後悔を抱える瞬間が訪れるとき、菜穂たちはどう彼を支え、未来を変えることができるのかが物語の焦点となります。
登場人物
高宮菜穂:
主人公、高校2年生。
優しく内向的な性格で、他人を思いやる心を持っている。
未来からの手紙の内容を信じ、後悔しない選択をしようと努力するものの、自分の感情や友人たちとの関係に悩む場面も多く、物語を通して成長していく。
成瀬翔:
菜穂のクラスに転校してきた。
母親を事故で失ったことが原因で深い罪悪感を抱えており、その心の痛みを誰にも打ち明けることができずにいる。
明るく見える一方で、内面では孤独と悲しみを抱え続けていた。
須和弘人:
菜穂の友人で、明るく社交的な性格。
スポーツが得意で、常にクラスの中心にいるタイプの少年。
菜穂や翔の気持ちに気付きながらも、優しくサポートする存在であり、未来からの手紙を知ることで未来を変えようと行動する。
村坂あずさ:
菜穂の親友で、明るく元気な女の子。
友人思いで、グループのムードメーカー的存在。
菜穂と翔、須和を含めた友人たちとの絆を深め、彼女自身もまた未来を変えるために尽力。
萩田朔:
菜穂たちの友人で、眼鏡をかけた穏やかで冷静な性格。
控えめながらも的確なアドバイスをくれる頼れる存在。
ユーモアのセンスがあり、場を和ませる役割も。
茅野貴子:
菜穂の親友で、しっかり者の女の子。
真面目で礼儀正しい性格ですが、時には強気な一面も。
友情に厚く、菜穂と他のメンバーを支える存在。
見どころ
「未来を変える」タイムリープの要素
『orange』の最大の見どころは、未来の自分からの手紙というSF的要素を使いながらも、現実的で切実な問題を描いている点です。
過去の選択をやり直すことで未来を変えられるかもしれないという緊張感と、それでも未来を変えることがどれほど難しいかが、物語を通じて強く感じられます。
手紙のアドバイスに従うことで未来がどう変わるのか、その結果がどのような影響を及ぼすのかが読者の興味を引き続けます。
友情と恋愛の繊細なバランス
菜穂と翔、そして須和の三角関係や、友人たちとの絆がこの作品の重要なテーマです。
菜穂の翔への感情が恋愛なのか友情なのか、そして須和の優しい想いがどのように影響するのか、微妙なバランスで描かれています。
友情と恋愛の間で揺れ動く心情が丁寧に描かれ、登場人物たちの成長や感情の変化が読者の共感を呼びます。
命と後悔という重いテーマ
『orange』は、命という重いテーマを扱っています。
翔が抱える心の痛みや、彼を救おうとする菜穂たちの必死な行動が、命の重みや後悔について深く考えさせられる作品です。
自分の選択がどれだけ大切なものか、またその選択によって未来がどう変わるのかを問いかける物語となっており、青春漫画でありながら、非常に深いメッセージが込められています。
恋愛だけじゃないストーリーに、心がぐいぐい惹き込まれます!
みんながお互いを想い合っていて…泣ける胸キュン漫画です!
4.『やわ男とカタ子』
出版社:祥伝社
『やわ男とカタ子』は、長田亜弓先生による大人のラブコメディ漫画で、2017年から『FEEL YOUNG』にて連載中です。
見た目にコンプレックスがある主人公と、それを見かねてついつい口出しししてしまうオネエ言葉のイケメン。
この二人が互いに影響を与えながら成長し、次第に心を通わせていく様子を描いています。
自分を変えようと努力する主人公の姿は、自己肯定感が低い方にはぜひ読んで欲しい作品です。
あらすじ
物語の主人公は、大柄で可愛いとは無縁だと思っているアラサー女子・片桐藤子(カタ子)。
生まれてこの方彼氏がいたことがない藤子は、いつもモテモテで可愛らしい幼馴染・久美と自分を比較していました。
ある日、参加した合コンで自虐話ばかりしてしまった藤子でしたが、なぜかそんな彼女に興味を持ってくれる男性が。
それは弁護士でイケメンというハイスペックな男性、小柳(やわ男)でした。
しかし彼が興味を持ったのは藤子の「女をこじらせている」という部分。
すっかり女を失っている藤子に、小柳のおせっかい精神がやる気を出したのです。
「あんたを変えてあげる!」
なぜかオネエ口調の小柳によって、藤子は自分を変える努力を始めることに。
正反対の二人ですが、小柳が藤子のまっすぐで真面目な性格に興味を持ち、次第に彼女に惹かれていきます。
一方の藤子も、小柳の人柄に戸惑いながらも、彼との出会いをきっかけに自分の殻を少しずつ破り始めていくのです。
登場人物
片桐藤子:
すっかり女をこじらせてしまったアラサー女子。
男性と付き合えない自分を諦めていたところ、合コンで出会った小柳に説教される。
恋愛とは何なのかを勉強するうちに、自分にも向き合い成長していく。
小柳:
弁護士でイケメン、ハイスペックなオネエ口調の男性。
恋愛経験は豊富で、好きになるのに性別は関係ない。
藤子におせっかいを焼くうちに、彼女の不器用ながらも誠実な性格に興味を持ち、次第に惹かれていく。
久美:
藤子の幼馴染で良き理解者。
とても可愛らしい容姿と振る舞いで「こんな女の子だったら良かった」といつも藤子は思っている。
実はオタクな一面もあって、きよ香と仲が良い。
きよ香:
藤子が参加していた「アラサー喪女オフ会」にいた女性。
藤子が喪女を脱却することを知り、一緒に奮闘する。
見どころ
自分の殻を破ろうと奮闘する主人公
『やわ男とカタ子』の最大の見どころは、小柳に影響されて自分を変えようと奮闘する藤子の姿でしょう。
彼女の「幼馴染と自分を比較して卑屈でマイナス思考」という部分は、とても人間味溢れる主人公ではないでしょうか。
最初は怯えたように人と関わっていた藤子が、さまざま表情を見せ、とても魅力的なキャラクターへと変わっていきます。
自分に、そして相手を向き合う大切さを、藤子を通して伝えてくれる作品です。
ユニークなキャラ設定
オネエ口調でイケメンという小柳のキャラクターは、恋愛漫画には新しい設定であり斬新で面白いといえるでしょう。
幼馴染である久美、きよ香も、それぞれ藤子とは違ったこじらせ感があって共感できます。
藤子を始めとした登場人物たちの深い部分が、徐々に明らかになるストーリーも見逃せません。
彼らのサイドストーリーも物語を豊かにしており、読者を引き込む要素となっています。
恋愛に悩む登場人物たちに共感
この作品に出てくる恋愛話は、現代に生きる大人の女性に共感できるものとなっています。
恋愛相手が自分とは違う恋愛観・結婚観を持っており、その価値観とどう向き合うのか悩む登場人物たち。
等身大の大人の恋愛を描いているため、彼らに感情移入できる内容となっています。
小柳さんの言葉に泣かされる!自分に落ち込んだ時にぜひ読んで欲しい作品です!
5.『プロミス・シンデレラ』
出版社:小学館
『プロミス・シンデレラ』橘オレコ先生によるラブストーリー漫画で、2018年から2022年まで『裏サンデー』と『マンが・ワン』で連載され、ドラマ化もされるほど人気になりました。
現実的な困難に直面するアラサー女性と、年下の高校生男子が織り成す「年の差恋愛」と「人生の再起」をテーマにしています。
波乱万丈な展開とキャラクターたちの成長が描かれ、読者の心を掴んで離さない作品です。
あらすじ
物語は、27歳の専業主婦である早梅が、突然の離婚により家もお金も失ってしまうところから始まります。
生活の手段を失い、ホームレス状態でさまよっていた早梅は、公園で一人の高校生に出会います。
その高校生は、性格が傲慢で金持ちの高校生・片岡壱成でした。
壱成は、困窮する早梅に「人生ゲーム」と称して金を渡し、彼女をゲームの駒のように扱う提案をします。
反発を感じつつも、生活のためにその提案を受け入れた早梅は、壱成の家に住むことに。
しかし、ゲームを通じて壱成の本当の姿や彼が抱える孤独、そして彼女自身もまた新たな人生を切り開いていく様子が描かれます。
早梅の強さと優しさ、壱成の幼さと成長が交錯しながら、物語は進んでいきます。
登場人物
今井早梅(旧姓:桂木):
物語の主人公で、27歳の女性。
突然の離婚で家も財産も失い、途方に暮れる中で壱成に出会った。
強気で自立心が強く、どんな困難にも立ち向かう姿勢が魅力的。
壱成との出会いをきっかけに、徐々に新しい人生を切り開き、彼に対する感情も変化する。
過去の辛い経験に向き合いながら、自分を再び取り戻すため奮闘していく。
片岡壱成:
早梅が出会う高校生で、16歳。
大金持ちの家の息子でありながら、甘やかされて育ち、他人を弄ぶような冷たい性格をしている。
しかし内面には孤独や家族の問題を抱えており、それを隠すために周囲に対して冷淡な態度を取っていた。
早梅と出会い、彼女との関わりを通して次第に変わり始め、彼女に惹かれていく。
片岡成吾:
壱成の兄で、老舗旅館「片岡旅館」の後継者。
落ち着いた性格で、弟とは対照的な紳士的な人物。
実は早梅の初恋の相手であり、彼女が旅館で働き始めることで再会する。
菊乃:
早梅が働く旅館「片岡旅館」の従業員で、ミステリアスな存在。
物語の中盤で重要な役割を果たすキャラクターで、彼女の行動や意図が物語を大きく動かすことに。
見どころ
年の差恋愛の緊張感と感情の揺れ動き
本作の大きな見どころの一つは、16歳の高校生と27歳の女性という「年の差恋愛」。
初めは反発し合いながらも、次第に惹かれ合っていく二人の感情の変化が丁寧に描かれており、恋愛漫画としても非常に引き込まれる要素となっています。
特に壱成の成長や、早梅が抱く複雑な感情がリアルに描かれており、彼らの関係がどのように進展していくのかが見どころです。
早梅の人生再起と自己成長
早梅は、物語の冒頭で全てを失った状態からスタートしますが、彼女は強さと決意を持って自分の人生を立て直していきます。
壱成との出会いや、旅館での仕事を通じて、彼女は再び自分自身を見つめ直し、成長していく姿が描かれます。
人生における逆境に立ち向かう女性の姿勢が、多くの読者に勇気を与えるポイントとなっており、共感を呼ぶ部分です。
家族関係と過去のトラウマ
壱成が抱える家族の問題や、成吾との兄弟関係、さらに早梅が抱える過去のトラウマが物語を深める要素となっています。
特に家族との関係性や愛情の欠如が壱成の冷たい性格を形成しており、それを乗り越えていく姿に感動することでしょう。
また、早梅自身も過去の辛い出来事を抱えており、二人が互いに支え合いながらその傷を癒していく姿が描かれます。
サスペンスとドラマ性
物語の後半では、登場人物の行動が徐々に物語にサスペンス要素を盛り込み、予測できない展開が続きます。
旅館内での出来事や彼らの過去の因縁が絡み合うことで、物語は単なるラブコメを超えたドラマティックな方向へと進んでいきます。
この緊張感とスリリングな展開が、読者を最後まで引きつける力となっています。
次はどうなるのか気になって読み進めてしまう作品!
新しく連載中の『ホタルの嫁入り』もおススメですよ!
6.『花野井くんと恋の病』
出版社:講談社
『花野井くんと恋の病』は、森野萌先生によるピュアなラブストーリー漫画で、2018年から『デザート』で連載中です。
この作品は、恋愛経験がない女子高生と、恋愛に一途な男子が織り成す、甘く切ない恋愛模様が魅力的。
タイトルにある「恋の病」という言葉が示す通り、登場人物たちが恋に悩み、葛藤しながらも成長していく姿が描かれています。
あらすじ
物語の主人公は、高校生の日生ほたる。
恋愛にあまり興味がなく、むしろ恋というものがどういうものかもわからない彼女は、日常を淡々と過ごしています。
そんなほたるがある日、学校一のイケメンで少し変わった性格を持つ花野井颯生と出会います。
花野井はほたるに一目惚れし、彼女に猛烈なアプローチを始めます。
恋に対して無関心なほたるは、彼の情熱的なアプローチに困惑しつつも次第に惹かれていくことに。
花野井は恋に対する情熱が極端で、時にやりすぎてしまうこともありますが、彼の純粋な気持ちと優しさがほたるの心を動かしていくのです。
恋愛初心者のほたると、恋愛に一途な花野井の二人が、互いに恋愛を学びながら心を通わせていく様子が描かれています。
登場人物
日生ほたる:
物語の主人公で、恋愛にあまり興味がない女子高生。
恋愛や恋人といった概念に無関心で、マイペースな性格です。
花野井との出会いをきっかけに、恋愛の意味や人を好きになることの感覚を少しずつ学んでいくことに。
ほたるの純粋な感情の変化が物語の中心になっている。
花野井颯生:
ほたるに一目惚れした、学校一のイケメン。
完璧な外見と頭脳を持ち合わせていますが、恋愛に対しては非常に情熱的で、時に執着心が強いところがある。
恋愛に対する考え方が非常に極端で、ほたるへ一途な愛を見せる。
純粋さと誠実さが魅力ではあるものの、過度に思い詰めてしまう性格。
浅海響(きょーちゃん):
ほたるの中学時代からの友達でクラスメイト。
倉田圭悟と付き合っている。
明るい性格で、ほたるの良い相談相手。
柴村月葉(しばむー):
ほたると響の友達で、クラスメイト。
クラスの担任である穂積先生と仲が良い。
八尾創平:
ほたると同じ小学校だった。
彼女と同じバイト先で再会する。
見どころ
恋愛経験のないほたるの成長と変化
本作の最大の魅力は、恋愛に対して無関心だったほたるが、花野井との関わりを通じて、少しずつ恋愛の感覚を学び、変化していく様子です。
最初は恋を理解できなかった彼女が、花野井の純粋な思いに触れて、初めての恋を体験し、心を開いていく様子が丁寧に描かれています。
ほたるの視点から恋愛の初々しさや新鮮さを感じ取ることができ、共感できる作品です。
花野井の過剰な愛情表現と純粋さ
花野井の一途すぎる愛情表現も、この作品の重要なポイント。
彼の恋に対する情熱は、時に常識を超えるほどで、ほたるを驚かせたり戸惑わせたりする場面も多々あります。
しかし、その一途な思いと純粋さが、次第にほたるの心を動かしていく過程が魅力的です。
花野井の恋愛観は極端な部分がありながらも、彼の誠実さや優しさが根底にあるため、温かく見守れることでしょう。
ピュアで甘酸っぱい恋愛描写
この作品の恋愛描写は、非常にピュアで甘酸っぱいものが多く、少女漫画の魅力を存分に味わえます。
特に、ほたるが花野井の言動に対して驚いたり、嬉しかったりするシーンが印象的。
恋の初期段階のドキドキ感や、まだ経験の少ない恋愛のぎこちなさが巧みに表現されています。
純粋な恋愛を楽しみたい方にとって、この作品は非常に満足度の高いものといえるでしょう。
感情豊かな絵柄と演出
森野萌先生の美しい絵柄もこの作品の魅力の一つ。
登場人物の表情や感情が繊細に描かれており、特に恋愛における微妙な感情の動きが見事に表現されています。
また、シーンごとの演出も効果的で、物語の緩急がしっかりと付けられているため、読むたびに心を動かされる場面が多いです。
花野井くんの深い愛情と、ほたるの純粋さに『胸キュン』間違いなし!
甘酸っぱい青春恋愛漫画として最推しです!
7.『わたしの幸せな結婚』
出版社: スクウェア・エニックス
『わたしの幸せな結婚』は高坂りと先生による漫画で、原作は顎木あくみ先生の同名小説です。
2018年から『ガンガンONLINE』で連載が開始されました。
明治・大正時代を彷彿とさせる架空の世界を舞台に、虐げられて育った少女と冷酷と噂される青年が織り成す、切なくも心温まるラブストーリーが描かれています。
運命に翻弄されながらも、お互いに愛を見つけ、幸せを掴もうとする二人の姿に多くの読者が共感し、人気を集めました。
あらすじ
物語の主人公は、名家・斎森家の長女である斎森美世。
美世は幼少期から継母や妹に虐げられ、冷遇されて育ちます。
母を早くに亡くしたこともあり、父親からも愛情を受けられず、家族から「役立たず」と見なされ、結婚を利用される形で家を追い出されました。
そんな美世が嫁ぐことになったのは、冷酷無情と噂される久堂清霞。
久堂家は武家の血筋で、強大な力を持つ一族です。
美世は、冷たい態度を見せる清霞に恐怖しつつも、従順に嫁ぎ先での生活を送ろうと努力します。
しかし清霞は次第に美世の健気さや心の強さに気づき、彼女を温かく見守り始めるように。
次第に二人は、お互いに心を開き、愛情を育んでいくようになります。
美世もまた、自分が初めて「愛される」ことに戸惑いながらも、清霞との生活を通じて自信を取り戻し、心の傷を癒していきます。
二人は困難を乗り越えながら、お互いにとってかけがえのない存在となっていくのです。
登場人物
斎森美世:
主人公で、斎森家の長女。
母親を亡くし、継母や妹から酷い扱いを受けて育ったため、自己評価が低く、感情をあまり表に出さない。
家族から愛されなかった彼女が、清霞との結婚生活を通して初めて「愛される」ことを学ぶ。
久堂清霞:
美世の結婚相手であり、名家・久堂家の当主。
冷酷無情で情に薄いと噂されていますが、実際には非常に理性的で責任感が強く、他人の感情に敏感な人物。
美世の境遇に触れることで、彼女を守りたいと思い、次第に美世に対して優しさと愛情を示すように。
斎森香耶:
美世の妹で、継母の実子。
美世とは対照的に、家族から愛され、美貌と才能を持ち合わせていますが、性格はわがままで冷酷。
美世を見下し、家族内での立場を常に優位に保とうしている。
見どころ
虐げられた美世の再生と成長
物語の大きな見どころは、美世の自己肯定感の回復と成長です。
幼少期から虐げられ、心に深い傷を負っていた美世が、清霞との出会いを通じて少しずつ自分を取り戻していく姿が感動的に描かれています。
清霞の優しさや愛情に触れることで、美世が本来の自分を見つけ、幸せを掴むまでの過程が物語の中心となっているでしょう。
彼女の成長と、心の傷が癒される過程に思わず涙してしまう作品です。
冷酷な男の心の変化と優しさ
清霞は冷酷で感情を見せない男として描かれていますが、実際には美世の繊細な心を見守り、守ろうとする優しさを持っています。
彼が少しずつ美世に心を開き、彼女を愛するようになる過程は、大きな感動を呼ぶ部分です。
表面的な冷たさの裏にある清霞の温かい人間性が描かれており、彼の変化もまた、物語の大きな魅力の一つといえるでしょう。
和風ファンタジーの世界観と美しい描写
物語の舞台は、架空の和風ファンタジーの世界。
明治・大正時代を思わせるようなレトロな雰囲気が漂い、武家や貴族の設定、伝統的な日本家屋など、細かい描写が作品全体にリアリティを与えています。
また、絵柄も繊細で美しく、登場人物たちの感情や風景が丁寧に描かれているのも、この作品が人気である理由でしょう。
美世の心を癒していく清霞がとてもカッコイイ!
ファンタジー要素もあってストーリーも面白いです!
8.『青島くんはいじわる』
出版社:アムタス
『青島くんはいじわる』は吉井ユウ先生による漫画で、2019年から2021年に『めちゃコミックオリジナル』で連載されました。
この作品は、年下のイケメン男子と年上のキャリアウーマンとの恋愛を描いたストーリー。
互いに対等ではないように見えながらも、少しずつ距離を縮めていく二人の関係性に胸キュンする展開が特徴です。
あらすじ
主人公の葛木雪乃は、仕事ができるもうすぐ35歳のキャリアウーマン。
彼女は会社では信頼される存在ですが、半年前に彼氏と別れ、すっかり恋愛から遠ざかっていました。
しかし妹から連絡があり、結婚式に雪乃の彼氏席まで用意しているというのです。
「誰でもいいから連れて来い」と電話を切られ、すっかり困り果てていた雪乃。
そんな彼女の前に現れたのが、社内の年下のイケメン26歳、青島瑞樹でした。
ダメもとで結婚式に来て欲しいとお願いすると、意外にもすんなりOKをくれた青島。
すると次の日、なぜか雪乃は青島と付き合っていると社内の噂になっていたのです。
登場人物
葛木雪乃:
もうすぐ35歳のキャリアウーマンで、本作の主人公。
半年前に彼氏で別れてから、独り身生活に慣れて恋愛する気なし。
青島瑞樹:
雪乃よりも9歳年下、26歳。
仕事ができてイケメン、とにかくモテる。
雪乃のお願いを聞くことを了承するも、ある想いが湧いてきてしまう。
見どころ
年の差恋愛のリアリティ
この作品の最大の見どころは、年の差恋愛に対するリアリティです。
雪乃は30代のキャリアウーマンであり、若さに対するコンプレックスを抱えています。
一方で青島は年下のイケメンでありながら、年齢差や立場の違いを気にすることなく彼女にアプローチ。
この年の差が二人の恋愛にどのような影響を与えるのか、そして雪乃が自分の年齢や立場に対してどのように向き合っていくのかが、物語の重要なテーマとなっています。
年下男子の魅力全開
青島は年下であるにもかかわらず、恋愛においては非常に大人びた一面を見せます。
その一方で雪乃と二人きりの時は甘えたり拗ねた表情を見せるため、年下男子の魅力に胸キュンすることでしょう。
青島の一見軽い態度や、雪乃をからかうような言動の裏には、深い優しさと包容力があるのもポイント。
それが次第に雪乃を安心させ、彼女の心を開かせていきます。
現実的な悩みや葛藤
物語では、年齢差だけでなく、キャリアや恋愛経験に対する現実的な悩みや葛藤が描かれています。
特に雪乃の「30代の女性としての自信の無さ」や、「若い女性たちとの比較による劣等感」がリアルに描写されており、同じような悩みを抱える読者が共感しやすい内容になっています。
このような感情の揺れ動きが、物語に深みを与えています。
成長していく二人の関係性
当初は青島の積極的なアプローチに戸惑う雪乃ですが、次第に彼に対して心を開き、恋愛に対する自信を取り戻していきます。
逆に、青島もまた、年上の女性と付き合うことで自分自身を成長させていくことに。
二人の関係性が少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれており、そのプロセスが見どころです。
青島の優しさや積極的なアプローチに胸キュンすること間違いなし!年下男子の魅力に悶絶して下さい!
9.『氷の城壁』
出版社:集英社
『氷の城壁』は、阿賀沢紅茶先生による漫画で、2020年から2022年まで『LINEマンガ』で連載されました。
人と接するのが苦手な女子高生と、コミュ力が高いの男子高生が出会い、過去を乗り越えていく姿を描いたヒューマンドラマ。
心理描写が丁寧に描かれ、登場人物が心の「壁」を乗り越えていく過程に感動する作品です。
あらすじ
主人公の氷川小雪は、そのクールな見た目と口数が少ないことで、クラスから浮いていました。
自分でもそれを分かってはいるものの、平穏に学校生活を過ごせればいいと思う毎日です。
そんな彼女の親友であり幼馴染でもある安曇美姫は、可愛くてクラスの人気者。
男女問わず好かれる性格をしていたのですが、それは周りの期待を裏切らないようにしていただけでした。
そんな美姫の友達である雨宮ミナトと日野陽太と知り合った小雪でしたが、その言動からミナトのことは苦手だと感じるように。
物語はこの4人の視点から描かれ、彼らの悩みや想いが丁寧に描かれています。
登場人物
氷川小雪:
物語の主人公で、クラスで浮いた存在。
感情を表に出すのが苦手で、表情もあまり変わりない。
無口で冷静ですが、実際には繊細で優しい心を持っており、雨宮たちとの出会いを通じてその面が次第に表れていきます。
雨宮ミナト:
美姫と同じ中学で、小雪とは隣のクラス。
チャラい雰囲気であるため、小雪からは苦手だと思われている。
小雪と接するうちに、自分の中の感情に戸惑うように。
安曇美姫:
小雪の親友で幼馴染。
明るくて気も使えるため、いつも周りには人が集まっている人気者。
そのため周りの期待を裏切らないようにと気を遣って疲れている。
日野陽太:
ミナトといつも一緒にいる、背の高い男の子。
穏やかで優しい性格をしているが、ある悩みを抱えており、それを誰にも言えずに苦しんでいる。
見どころ
「氷の城壁」というタイトルの意味
物語のタイトルにもある「氷の城壁」は、主人公たちの心を象徴しています。
過去の傷や孤独から自分を守るために築いたこの壁が、物語の進行とともに徐々に崩れていく様子が大きな見どころです。
この「壁」が少しずつ取り除かれる過程は、読者に深い感動を与え、心の変化を通じて人間関係の再構築をしていく姿が丁寧に描かれています。
繊細な心理描写
本作の魅力は、登場人物の心理描写がとても丁寧に描かれてる点です。
登場人物が抱える心の闇や、それを乗り越えようとする葛藤がリアルに描かれており、彼らの内面の成長を共感を持って見守ることができます。
また、少しずつ恋愛感情へと変わる心理描写がとてもリアル。
登場人物たちが好きな相手に惹かれていく様子に、ドキドキしながら感情移入できる作品です。
シンプルで美しいストーリーテリング
物語は派手なアクションや大きな展開があるわけではなく、登場人物の内面に焦点を当てたシンプルなストーリーテリングです。
しかし、そのシンプルさがかえって彼らの感情の揺れ動きを際立たせ、読者を物語の世界に引き込みます。
静かな日常の中に織り交ぜられた小さな喜びや、心の成長が丁寧に描かれており、じっくりと味わいながら読むことができる作品です。
4人の視点から物語が描かれるため、新しくて面白いです!
そして丁寧な心理描写に共感できる胸キュンが詰まっています!
10.『私たちが恋する理由』
出版社:祥伝社
『私たちが恋する理由』は、ma2先生による恋愛をテーマにした繊細なヒューマンラブストーリーです。
2020年から『FEEL YOUNG』連載されており、2023年からは『LINEマンガ』で連載を再開しています。
それなりの年齢になった大人たちが、オフィス内で繰り広げる恋模様に胸キュンすると人気になりました。
2024年10月からはテレビドラマがスタートし、リアルな『わたこい』が楽しめると、今話題の作品です。
あらすじ
主人公の森田葵は、仕事に打ち込む頑張り屋の女性。
背が高く仕事もできる彼女は、上司である黒澤智也のふとした気遣いに恋心を抱きます。
そんな黒澤は口数が少ないものの、スマートな立ち振る舞いで憧れの上司そのもの。
社内で恋愛に仕事にと頑張る主人公は、誰もが応援したくなることでしょう。
一方で葵の同期である小津京は、部署異動してきた大島蛍のがっしりとした体格がどストライクで自分磨きをスタート。
しかし大島は京が自分の同期でもある黒澤に恋をしているのでは、とカン違いして悩むのです。
それぞれの登場人物が社内恋愛に奮闘する姿に、共感する読者も多いようです。
登場人物
森田葵:
主人公。仕事を頑張る背が高い女性。
上司である黒澤が気になっている。
黒澤智也:
葵の上司で、口数は少ないもののいざとなったら頼れるタイプ。
長らく恋愛から遠ざかっていたものの、葵がきっかけで変わり始める。
小津京:
葵の同期で、背の低い小柄女子。
ガタイがいい男性がタイプで、大島の体格がどストライク。
大島蛍:
部署異動してきた黒澤の同期。
がっしりとした体格で料理上手。
見どころ
オフィスで繰り広げられる恋愛
『私たちが恋する理由』の一番のポイントは、オフィスを中心とした恋愛漫画という点です。
登場人物たちはみんな同じ会社の人々で、上司や同僚、先輩といった身近な相手との恋が描かれています。
現代に働く女性たちにも馴染みのある、会社で巻き起こる恋愛模様に、多くの読者が共感する内容となっています。
ma2先生が描く男性が魅力的
オフィスラブが題材であるため、登場する男性陣はスーツ姿がほとんど。
シャツから浮き出る筋肉の質感や、ネクタイ姿のキリッとした男性の姿は、胸キュン要素満載です。
特に黒澤のイケオジ感は『こんな上司と恋したい!』と思わせるキャラクター。
読みたびに心ときめくことでしょう。
オムニバス形式でテンポ良く進むストーリー
『私たちが恋する理由』では、話ごとにそれぞれの登場人物の恋模様が進んでいきます。
常に主人公目線ではない、オムニバス形式の恋愛ストーリーがテンポ良く進むため読みやすいです。
忙しいママたちでもスキマ時間に楽しめるため、気軽に読める胸キュン漫画としておすすめします。
こういうオフィスラブ漫画が見たかった!
読んだあとは悶絶できます!ドラマも楽しみですね!
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した10作品は、どれも胸キュン要素あり、そしてストーリーも抜群に面白いものばかりです。
胸キュン漫画を読むことで、すっきり気持ちも前向きになりますよ。
気になる作品があれば嬉しいです!
レッツ胸キュン!!
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